【神戸ソーシャルセミナーwith防災(2019.1.23)】

「防災」─東北復興支援と日ごろの備え─

 

神戸ソーシャルセミナー、年が明けて初めのテーマは「防災」でした。

今回は東北復興支援イベント「LOVEフェス3.11」の実行委員で防災士でもある小坂 宙(こさか ひろし)さんより、その活動をお話しいただきました。

「ラブフェス」は現在運営ボランティア大募集中だそうです!!

○同世代の集まりからイベントスタッフへ

普段はサラリーマンとして働く小坂さん。

これまで「大人の運動会」など様々なイベントを企画してこられた同世代の釜谷直人さんのイベントに参加する中で、釜谷さんが2011年12月設立した東北復興支援イベント「LOVEフェス3.11」(以下「LOVEフェス」)の実行委員会に第7回より参加したのが活動の始まり。

「LOVEフェス」は第1回は三宮南のみなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)、第2回から5回は長田の鉄人広場で開催されていました。

(第6回は大阪うめきた広場、第7回はなんばリバープレイス)

音楽を中心にグルメブースや東北物産展もあり、ご当地キャラクターショーもあるとのこと。


バナーをクリックすると、フェスの趣旨や企画の詳細を見ることができます!

イベントの参加者は7年間で延べ7万人。1500人ものボランティアがかかわり、第8回目となる2019年3月9日、10日には昨年に引き続きなんばリバープレイスで開催されるそうです。

小坂さんは防災班として、このイベントにたずさわったそうですが、イベント後に年間を通じて活動ができないかと、防災士の資格を取得。今では大阪や仙台でのイベントでも防災チームとして活躍されているそうです。

 

○頻発する都市型災害

小坂さんの関心は地震だけでなく水害に関しても広がっていて、昨年7月には初めて、豪雨被害を受けた広島県三原市で被災地復興支援にたずさわられたとのことです。そこにはニュースでは感じ取れない雰囲気を体感されたそうです。

小坂さんの暮らす大阪も災害とは無縁ではなく、浸水被害を想定する防災マップを見ると、もし津波が発生すれば大阪湾から10㎞LOVEフェスの会場となる難波まで、浸水すると想定されていることがわかります。

普段から避難場所やそこへの経路、備蓄食料、水の備えがあると、いざというときに役立つのはみなさん想像できる範囲だと思いますが、さらに小坂さんからのポイントとして、水、食料は

①「いつも持ち歩くもの」

②「非常持ち出し用」

③避難後に取りに行く「ストック用」

と分けて準備するとよいとのこと。1日一人当たり3リットルの水を3日分くらい用意しておくのが目安だそうです。

そのほか、地震対策としては、覚悟突っ張り棒だけではなく壁に打ち付けることがおすすめだそうです。

 

○身近なものでつくる「防災アイテム」

後半は、ごみ袋サイズの大きなビニール袋を利用してポンチョ型のレインコートをつくったり、新聞紙を利用したスリッパ、キッチンペーパーと輪ゴムでマスクも実際に工作したりしながら防災グッズを作ってみました。

どれも5分もあれば作れるもので、こういったちょっとした知識もいざというときには役に立つのだと感じました。

この後参加者もポンチョやマスク、スリッパを作成。意外と簡単!

 

○ツボタメモ

私自信学生時代から水害の復興災害現場に行くこともあり、また東日本大震災の復興支援に岩手に行っていたこともあり、災害現場の埃っぽさや消毒剤と下水の上がったきつい臭いを思い出しながらお話を聴いていました。ちょうど半年前には大阪北部地震でタンスを止めていた突っ張り棒がずれかけていたり、情報が錯綜していたことも経験していたため今回経た情報はいざというときに役立てたり、知人・友人にも伝え広めていかねばと感じた。そして東北を忘れないためにも、まずはイベントを通じて現状を知ることも一つ非日常を日常にとどめておく工夫なのかもしれないなと思う機会でした。

(コーディネーター坪田)