(神戸ソーシャルセミナー)12月のテーマは「つくる責任 つかう責任」

with フェアトレード

12月一人目のゲストは、スタディーツアーや実際にフェアトレード商品開発販売を現地NGOと行う、PEPUP(平和と自立のためのパートナーシップ)の現役神大生、高松さんからその活動や関西のフェアトレード支援学生団体の現状などについてお話しいただきます。

with 食品ロス

12月二人目のゲストは、「循環経済学」がご専門の神戸大学経済学部の石川雅紀先生。「減装(へらそう)」活動を企業とともに取り組む「NPO法人ごみじゃぱん」の代表もされておられる石川先生から、ご専門の環境経済、神戸市も取り組みを進める「食品ロス」、NPOの活動などについてお話しいただきます。
※企業の方、学生さんも大歓迎です!

with 環境経営

2018年最後のゲストは、「環境経営」がご専門の神戸大学経営学部 國部克彦先生。コーディネーター坪田が学生時代大感銘を受けた「環境会計」はサービス提供後の環境負荷まで見据えた原価計算を考えていくなど企業の環境経営を推進する会計理論。メーカー、流通問わず様々な企業でもすでに取り入れられています。この分野で20年以上研究をされておられる國部先生から環境経営、会計についての概要や企業の取り組みの現状などについてお話しいただきます。
※企業の方、学生さん大歓迎です

フューチャーセッション

複雑に絡み合う社会問題や多様なニーズ、困難な状況を乗り越えるため、多様なステークホルダーと「新たな関係性」「新たなアイデア」を生み出す協創ワークショップを開催。今月は国連が採択した「SDGs(持続可能な開発目標)」のテーマの中から12月は特に「つくる責任 つかう責任」について、参加者同士で考えていきます☆未来を一緒に創りましょう!

お申込み

件名に「日付 テーマ セミナー参加」、本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、plat@123kobe.comまでメールしてください。

神戸ソーシャルセミナーとは

月に1つテーマを定め、NPOや企業等のゲストとセミナー参加者が、毎週水曜日に様々な地域社会の課題解決について考えます。また、月末土曜日には、月のテーマを軸に、地域課題の解決策を具体的に考えるSDGsワークショップ、フューチャーセッションなどを実施します!

ソーシャルセミナー各回と、フューチャセッションが一覧で掲載されているチラシはこちらの画像をクリックするとご覧いただけます。


181025_PF&神戸ソーシャルセミナー【11月】チラシ(PDF)

 

 

連続講座ではありません。興味のある日程のセミナーにご参加ください。
また、社会人、学生にかぎらず、どなたでもご参加いただけます。
ご不明な点は、担当コーディネーターまでE-メールにてお問い合わせください。

(神戸ソーシャルセミナー)11月のテーマは持続可能なまちづくり

with 福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト

11月1人目のゲストは、原発事故による放射能被ばくの影響を少しでも抑えるため、福島の子どもたちを夏休みに兵庫県に呼んで、思いっきり遊んでもらう、そんな「保養キャンプ」の取り組みを2011年から行う市民グループ「福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト」の小野さん。子どもたちのため、地域をまたいだその取り組みをご紹介いただきます。

with 地域に飛び出す公務員

11月二人目のゲストは、神戸市役所の職員として三宮の再開発事業や「1000 smile project」に携わられ、また地元のNPO法人でも活躍されている秋田さん。
これまで関わられてきた行政側としてのまちづくり、さらに市民として、障がいを持っていても一緒に楽しめる仕掛けづくりなどについてお話しいただきます!

with アーバンピクニック

11月三人目のゲストは、2015年から社会実験として三宮・東遊園地にてアウトドアライブラリーなど様座な取り組みをされてきたアーバンピクニックの村上さん。4年間の取り組みやこれからの神戸のまちについてお話しいただきます。

フューチャーセッション

複雑に絡み合う社会問題や多様なニーズ、困難な状況を乗り越えるため、多様なステークホルダーと「新たな関係性」「新たなアイデア」を生み出す協創ワークショップを開催。今月は国連が採択した「SDGs(持続可能な開発目標)」のテーマの中から11月は特に「持続可能なまちづくり」について、参加者同士で考えていきます☆未来を一緒に創りましょう!

お申込み

件名に「日付 テーマ セミナー参加」、本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、plat@123kobe.comまでメールしてください。

神戸ソーシャルセミナーとは

月に1つテーマを定め、NPOや企業等のゲストとセミナー参加者が、毎週水曜日に様々な地域社会の課題解決について考えます。また、月末土曜日には、月のテーマを軸に、地域課題の解決策を具体的に考えるSDGsワークショップ、フューチャーセッションなどを実施します!

連続講座ではありません。興味のある日程のセミナーにご参加ください。

【神戸ソーシャルセミナーwithボールドヘッド(2018.10.24)】

「不平等をなくす」─女性と髪、生きるを考える
神戸ソーシャルセミナー、「不平等をなくす」。第3回目はヒロセアキコさんにおこしいただき、自身の意思に反して髪を失った女性とその生き方についてお話して頂きました。

  • ヒロセアキコさん

もし自分が、大切なひとが、ある日病気を宣告されたらあなたはどうしますか?その病によって髪を失う事となったら、どう向き合っていけば良いのでしょう。今回は病によって髪を失うこととなった女性のお話を中心にしていただきました。

 

○ヒロセさんについて。

ヒロセアキコさん。笑顔の素敵な女性です。『汎発型全身性脱毛症』を平成26年6月に発症、それからわずか半年で全身の体毛を失いました。発症当時は受け入れがたい現実に塞ぎこんでしまったそうです。しかし「マイナスな気持ちばかりでは進めない」と決心し、同じ症状の方の書くブログや、動画サイトでヘアターバンなどのアレンジを楽しみ自分の強みにしている女性などを真似て、一歩ずつ前へ踏み出しました。

 

○過ごしやすい環境。

昨年ニューヨーク国連本部のNGO団体が主催するイベントに、仲間と共に参加したというヒロセさん。ニューヨークに行き一番感じたのは奇異な目を向けられないことへの安心感。女性も男性も、髪のないスタイルは「ボールドヘッド」と呼ばれ見慣れた光景であるのです。自分の意に反して注目されない世の中に心地良さを感じたといいます。

日本はムラ社会と言われ、海外ほど多文化ではないこともあり多数派と違ったカタチを隠蔽または排除しようとする力が生まれやすい環境にあります。SNSなどのおかげで昔よりは少なくなっていますが、なかなか落とし込めない現状もあります。まだ日本では多くの人が女性の髪がないことを珍しく感じ、好奇の目を向けてしまいます。脱毛に対して前向きな姿勢のヒロセさんでも、街中へヘアターバンなしで向かうことにはかなりの勇気が必要とおしゃっていました。

 

○ゆにこAF!

脱毛に関するコミュニティが関西に乏しいことから、関西を拠点に新しいチームをつくりました。患者会の中で癒された当事者の「自分も何か行動したい!」といったステップアップの橋渡しをしていけたらと、4人で活動しはじめています。チーム名は「unique+original.AF」愛称は「ゆにこAF」。整備されていない情報を公式にまとめられるサイトなどを作成し、少しでも多くの人が励まし励まされる、そんな場所を目指します。

 

○生きるを伝える。

「生きるを伝える写真展」。乳がんを告知されたひとりの女性が、「今のありのままの姿を残しておきたい」とプロのカメラマンさんに写真を撮ってもらいました。そして同時に、同じような状況にいる女性も多くの人に知ってもらいたいと思ったそうです。女性の名前は高橋絵麻さん。このプロジェクトの発起人です。写真の女性たちはみな笑顔です。壮絶な闘病生活。それでも生きる希望は見失わない。同じ状況にある人も、当事者ではない人も、前向きに生きていく力が湧いてくる写真ばかりです。

2018年10月24日~27日の4日間、「協働と参画のプラットホーム」でもミニ写真展を行いました。私自身もみさせていただきましたが、一人ひとり違った表情をしていました。それは、それぞれが越えてきたものや守ってきたものの違いからだと感じます。内からあふれるエネルギーが伝わってくる方、照れたようにはにかむ方。家族で頬を寄せ合う写真には、寄り添い、分かち合うあたたかさを感じました。

  • 当事者の実際の声「生きるってなんだろう」「淋しいなら淋しいって言っていい」

「生きるを伝える写真展」公式サイト〈https://ikiru-syashinten.jimdofree.com/

  • 素敵な動画も見ることができます。中央はヒロセさん!

 

○自分の気持ちを大切に。

  • 百円均一のアクセサリーなど、取り入れやすいスタイルをしているそうです。

 

「髪は女の命」という言葉も存在するくらいです。本人へのダメージは計り知れません。私の友人は高校の時、過度なストレスによって円形脱毛症となりました。ヒロセさんが「『あなたに何がわかるの?』と思ってしまう」と語った時、確かに病気でもなく髪もある私には何もわからず、ただどう接するべきか探っていた当時の事が思い出されました。

当事者の声に「カミングアウトを進めたいわけじゃない」というものがあります。自分の気持ちに正直であってよいのです。ウィッグをしている自分も、髪がない自分も、両方大切な「ありのままの自分」です。また、周りのひとは本人の準備が整うまで見守ることがよいと教えていただきました。無理にカミングアウトを強いるより、認め理解する姿勢を整えることの方が重要です。

 

○大切にしたいもの。

人は誰しも、見た目も考え方も変わっていきます。今まで一緒に歩いていた人とのペースが合わなくなることもよくあります。病気のこと、髪のことを告白したら突然距離をとられてしまった。そんな事もあるのだと思います。それはとても辛く、どうしようもなく痛いことだろうと想像できます。そんな中どうか自分だけでも、自身を肯定し続けてほしいと願わずにはいられません。前は向けなくても、歩き続けていたらきっと晴れる日が訪れるのだと思います。

ヒロセさんを含め病気を発症した方々、その家族、友人、最愛の人。多くの闘病のカタチがあると思います。鍵は寄り添うこと、ありのままでいること。無理に支えようとすると「母親」「友人」「娘」「恋人」といった大切なものを失い、「病人」のみに変えてしまう可能性もあります。お互いの気持ちを尊重しあい、心地よくすごせる関係を築き、またそのあたたかな輪を広げていってほしいと思います。(学生ライター関口)

【神戸ソーシャルセミナーwithしょうがい者(2018.10.17)】

「不平等をなくす」─福祉とまちづくり─

神戸ショーシャルセミナー、10月のテーマは「不平等をなくす」。第2回目の今回は福祉・アート系NPO法人「月と風と」の代表、清田仁之さんにお話しをしていただきました。

  • 清田仁之さん

 「障害者って不便はあるけど不幸じゃない」。その不便は周りのサポートで解消できる。そんな信念のもと2006年11月、「月と風と」は設立されました。誰かの力を借りつつも道を照らす月は障がい者をイメージし、風は街に流れる音楽をイメージしています。「地域一体となったまちづくりを」そんな想いがこめられています。

 

○スタッフは9人まで。

月と風とのスタッフは現在6人で活動しています。それは清田さん自身が大きな組織にいたときの「制限の多さ」からくる息苦しさを解消するためです。スタッフの気持ちや意見などにしっかりと耳を傾け話し合える環境を大切にしています。

 

○「全員を」という事が必ず平等とは限らない。

「みんなは助けられない」「自分たちが大切にできる範囲での活動を」清田さんが守っていることです。平等とは一体何であるのでしょうか、「同じ状況下に泣く人と笑う人がいる」そんな定義も付けられます。ひとには限界があり、それを見誤ると自身の本当にしたいことや目標さえも見失ってしまします。見失った意思は不平等を生み出しかねません。あくまで、自分たちで協力し合い、目の前の人を大切にする。「選択すること」は平等への第一歩であるのです。

 

○ミーツ・ザ・福祉

尼崎市には「提案型事業委託制度」というものがあります。行政が抱える事業を、希望があれば民間に委託するというものです。そこに「月と風と」が提案し、2017年「ミーツ・ザ・福祉」というイベントを開催しました。(左図は2018年度版ポスター)

従来、福祉のイベントというのは運営も来るひとも福祉関係といった場合が多いです。しかしこのイベントでは「福祉に出会うきっかけを」をコンセプトに「障害がある人もない人もそれぞれの違いを受け止め活かす」そんな場を目指して開催しています。

『ミーツ・ザ・福祉2018』公式サイト〈http://meetsthefukushi.strikingly.com/

 

○アートと福祉。

「障がいがあってもなくても同じ人間」という視点から、芸術を通すと「この発想は自分にはできない!」といったような逆転が起こせるため、福祉にアートを取り入れたといいます。プロジェクト「月イチ現代美術館」は自己の世界を自由に発表できる場です。ルールはひとつ、「必ずほめる」ということ。また発表された作品を集め汎用性の高い布を作成しチャリティー販売もしています。

  • 作品をコラージュしたグッズ。右は国民的アイドルの…?

  • 実際に着用してくださいました!

○明日が来るのが楽しいと思えるまちを一緒に。

月と風とのある尼崎市園田。米ポートランドのようにものを大切にし、ノースカロライナのように知的障害の方にも生活しやすいサインが日常にあふれている。そしてバークレーと同じくらいバリアフリーな街を目指す。それが「福祉のまち園田プロジェクト」です。そういった地域をつくれば、障がいを持ったひともいきいきと暮らせるのではないか。月と風とを拠点に、自分たちの声がゆき届く範囲内での活動を心がけています。

 

○月と風と、みなさんと。

その他にも「おふろプロジェクト」など障がい者と地域の人との交流を重視している「月と風と」。では障害を持っていない人は障がいがある人と対面した際、どのような対応をするべきでしょうか。

大切なのは「相手を知ろうとすること」。私は過去に知的障害の子に対し、過度に優しく接していた事があります。友人に「なんで○○君にだけ優しくするの?」と聞かれ、困ってしまったのを覚えています。今思えば「障がい者だから」という理由で優しくしていた(差をつけていた)ことがよくわかります。そうでなければしっかり説明できたはずです。

障がいという言葉で頭ごなしに判断するのではなく、話を聞き相手の得意不得意を受けとめ、自分にできることがあればカバーする。それがお互いに気持ちよく過ごす鍵となります。まずは受け入れる態勢を整える。それだけで状況は大きく変わります。「月と風と」は「障がいを持った人」ではなく「○○さん」と目の前の相手を見つめることを促します。地域の人全員が対等にいられる、そんなまちづくりを実現しているのです。(学生ライター関口)

【神戸ソーシャルセミナーwithフリースクール(2018.10.10)】

「不平等をなくす」─フリースクールの視点から─

神戸ソーシャルセミナー、今月のテーマは「差別をなくす」。第一回目はNPO法人フリースクールみなも理事長の今川将征さんからお話を聞きました。大学卒業後一年足らずでフリースクールを立ち上げたという今川さんに「フリースクール」という教育のあり方について教えて頂きました。

「フリースクールみなも」今川将征さん

───フリースクールとは?
現在日本にあるフリースクール全てで共通しているのは「不登校の子どもが来ている」という事のみです。どういったコンセプトで、どのような事をしているかはそれぞれ異なり、多くは「安心して過ごせる居場所」をキーワードに教育の場を提供しています。一方で「学校へ戻る」ことを最終目標にしている団体や、学習塾をベースに、不登校の子どもの学習サポートのみをおこなっているところもあります。現段階で「フリースクール」を定義づけるものは無く、様々な形のものが存在しています。

───フリースクールみなもの活動。
先ほど述べたようにフリースクールに決まった形はありません。今川さんが運営するフリースクールみなもは2004年に設立されました。不登校の子どもたちに有用だと考え、かつ自分たちができる事はなんでもおこなっていく。「多方面から総合的に」をコンセプトに子供たちを支援しています。強制されるものは一切なく子供たちの気持ちを最優先に考え、ひとりひとりのニーズに合わせた場を提供しています。また、「親カフェ」といった不登校の子どもを持った親同士が交流できる場もつくり、子どもだけではなく親の不安も共有し緩和する取り組みもおこなっています。


セミナーの様子

───「学校を選ぶ」という事、それにともなう課題。
現在の日本の法律で普通教育を受けられる場として認められているのは「学校」のみです。これは学校以外の民間の学びの場に通う子どもが、「不登校」として扱われる事を意味します。「人間関係に悩み学校に行きづらい」、「学校のカリキュラムではない別のコンセプトで学びたい」等のいかなる理由であっても、「学校に通わなければ不登校」という事になります。ここで子どもたちの意に反した不平等が生まれているのが現状です。

──学校に行けなくても大丈夫。
今回今川さんにお話しして頂いた「フリースクール」。学校以外にも「安心して過ごせる居場所」は存在する。その事実は「学校」という場に翻弄される子どもたちにとっての光になります。外の世界には多くの選択肢があるという事を知ってもらうだけでも子どもは「安心感」を得る事ができ、自分が呼吸しやすい環境へと身を置く事に繋がります。

セミナー参加者の感想より

今大人が子どもにできる事はなにか。「自由って安心できそうで、安心できない。」いくら自由にしていいと言われても、発達段階の子どもにとって漠然とした自由は不安な面もあると思います。子どもと接する大人に求められているのは「将来のために」と強要するのではなく、ひとりひとりの声に耳を傾け「道はひとつではない」と伝える事、本人の意思を尊重し許容することだと考えます。目まぐるしく変化する時代と並行して、教育の形も一層自由に、子どもたちにとってより心地よい環境を整えて欲しいです。(神戸学生ライター 関口 )

(満員御礼)神戸ソーシャルセッション by ボブ・スティルガー博士

複雑に絡み合う社会問題や多様なニーズ、困難な状況を乗り越えるため、多様なステークホルダーと「新たな関係性」「新たなアイデア」を生み出す協創ワークショップを開催。明るい未来を一緒に体験しましょう!

未来思考で対話し、変化を起こして行くための“場”「フューチャーセッション」。世界各地で社会変革に向けたダイアログ「対話の場」づくりの第一人者ボブ・スティルガー博士をメインゲストに迎え、地域・企業・行政・学校等にイノベーション(変革)をデザインする、未来をつくる「神戸ソーシャルセッション」を開催致します。

より良い地域づくり、地域と企業と大学等との連携、大学関係者、学生、行政職員NPO法人、市民活動・社会イノベーションに関心のある方ならどなたでも参加できます。またとない貴重な機会ですので、ぜひどうぞご参加ください!

フューチャーセッションは、最適解のない複雑な問題を解決するために、企業・行政・NPO法人などのセクターの壁、組織内の部署の壁、専門分野の壁など、立場の違いを超えた「対話」により協調アクションを生み出す「場」です。

プログラム

参加者のニーズや全体の動きの中で柔軟に組み合わせます。

関係構築/相互理解

  1. チェックイン: 参加者全体で輪になり、互いの気持ちを全体共有
  2. ストーリーテリング: 参加者の活動のこれまでの物語を聴き合う

集合知・アイデア生成

  1. アプリシエイティヴ・インクワイアリー: 組織や地域の真価を肯定的に発見
  2. フィッシュボウル: 実践者同士の対話を全体で傾聴し理解を深める
  3. ワールドカフェ: 参加者全員で地域や組織の未来アイデアを共有

アクションづくり

  1. オープンスペーステクノロジー(OST): 未来に向けたアクションを深める
  2. プロアクションカフェ: 個人のアクションプランをみんなで支援する

まとめ

  1. チェックアウト: 参加者の思いと変化を全体共有

ファシリテーター プロフィール

ボブ・スティルガーさん Bob Stilger, Ph.D

  • 社会変革ファシリテーター/コンサルタント。
  • New Stories 創設者・共同代表。米国ワシントン州在住。
  • “Human Systemsでの学びと変化”でCIIS大学院博士号。
  • 1970年に日本留学、世界各地で活躍、2010年〜毎年数回来日。東日本大震災復興支援、Art of HostingやActive Hopeの紹介、フューチャーセッションの開発・実施等に精力的に携わる。

講師著書

  • 『未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう〜震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦』(野村恭彦監訳、豊島瑞穂訳、2015 英治出版)
  • 『AfterNow: When We Cannot See the Future,Where Do We Begin?』 (2017 Mill City Books)

(神戸ソーシャルセミナー)10月のテーマは不平等をなくす

with NPO法人フリースクールみなも

10月お一人目のゲストは、大阪でフリースクールをされている今川将征さん。不登校の子どもたちが安心して過ごせる居場所とは?その取り組みについてご紹介いただきます。

with NPO法人月と風と

10月お二人目のゲストは、尼崎で重症心身しょうがい者の地域生活(入浴・外出)を支え、アートを通じて地域と本人さんを繋げる「月と風と」の清田さん。昨年から話題の「ミーツザ福祉」などのその取り組みについてもご紹介いただきます。

  • 開催日時:2018年10月17日(水)19時~20時30分
  • ゲスト:NPO法人月と風と 清田 仁之 さん
  • 参加費:無料

with ボールドヘッド

10月三人目のゲストは、ご自身の経験から、マイノリティが引け目に感じない世の中になる事を願い、地道にコツコツ活動中のヒロセさん。脱毛症の方や抗がん剤治療をされている方々を美しく撮った写真展も企画中です!

  • 開催日時:2018年10月24日(水)19時~20時30分
  • ゲスト:unique + original.A F(ゆにこA.F) ヒロセ アキコ さん

シネマフューチャーセッション

複雑に絡み合う社会問題や多様なニーズ、困難な状況を乗り越えるため、多様なステークホルダーと「新たな関係性」「新たなアイデア」を生み出す協創ワークショップを開催。今月は国連が採択した「SDGs(持続可能な開発目標)」のテーマの中から特に「不平等」について、参加者同士で考えていきます☆

今回は映画「私はワタシ over the rainbow」を見て皆さんと対話する「シネマ・フューチャーセッション」を予定しています!未来を一緒に創りましょう!

お申込み

件名に「日付 テーマ セミナー参加」、本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、plat@123kobe.comまでメールしてください。

神戸ソーシャルセミナーとは

月に1つテーマを定め、NPOや企業等のゲストとセミナー参加者が、毎週水曜日に様々な地域社会の課題解決について考えます。また、月末土曜日には、月のテーマを軸に、地域課題の解決策を具体的に考えるSDGsワークショップ、フューチャーセッションなどを実施します!

連続講座ではありません。興味のある日程のセミナーにご参加ください。

【神戸ソーシャルセミナーwithパナソニック(2018.9.26)】

第4回目のゲストは、パナソニック株式会社から奥田さんにご登壇いただきました。
奥田さんには、大きな企業が、貧困など社会的な課題に対してどのように関わりをもっているのかを「SDGs(=持続可能な開発目標)」という考え方を軸に、お話ししていただきました。

SDGsでは、17のゴールがあり、その1つが「貧困」ですが、いくらそこにお金を投入しても、持続可能な社会をつくらないと元に戻ってしまう。例えば貧困の課題を解決するためには、まず質の高い教育を子どもたちが受けられるようにすることで、社会が良くなり、中・長期的に貧困の撲滅へつながるということが考えられるということに触れられ、17のゴールをひとつづつやるというよりも、いくつかのゴールが関係しあっていると考えることで、社会の理解が進むのではないだろうか、というお話しがありました。

そして、奥田さんが関わるインドネシアやミャンマーの無電化村における「ソーラーランタンプロジェクト」についてお話いただきました。
電気のない地域に”あかり”を届けることで、教育、医療、経済、安全などの課題の解決に貢献することを目指して、2013年から10万台以上のソーラーランタンを寄贈してきたどうプロジェクトでは、それぞれの地域で活動するNPOやNGOと協働することで、寄贈されたランタンがぞんざいに扱われないようにするとともに、現地からのフィードバックをもらえるような体制をつくり、結果現地のニーズに合わせて改良を重ねていったそうです。象徴的な改良点としては、フィードバックをもとに持ち手を波型にしたことで、これにより、壁の釘や天井のヒモにつるしても安定するようになったというお話がありました。

こうしたライトがあることで、夜間の作業が進み、収入が増え、女性の副業を支援することができたほか、従来光源としてもちいられていた灯油ランプを使わなくなったことで、灯油から出るススが減り、結果呼吸器疾患を4割も減らすことにも貢献したり、学習の時間(機会)が増えたことで、進級テストの合格率も 6割から10割へと改善することができたそうです。
そして、光源の確保は医療にも影響し、夜間の手術や出産の安全にも貢献し2,434人の誕生に関わったという報告もあるそうです。
これらをSDGsに置き換えると、7.エネルギーに関わることで、3.健康福祉や4.教育、そして5.ジェンダーへとインパクトを与え、最終的に、1.貧困のゴールを目指すといった繋がりがみえてくるといったことをお話いただきました。

今回のお話ではNPO/NGOと協働することで、これまで接することのできなかった消費者のニーズを汲んだマーケティングや商品開発の可能性を垣間見ることもできました。

 

 

≪今回のゲスト≫

パナソニック株式会社

奥田 晴久さん

【神戸ソーシャルセミナーwith社協&ガールズシェルター(2018.9.19)】

9月第3回目のゲストは、神戸市社会福祉協議会(神戸市社協)の玉置さんと、ホザナハウスの森さんにご登壇いただきました。

まず、玉置さんからは、ご自身が社会福祉協議会に入職するきかっけや、そもそも社協って?というところからお話しいただきました。

社協の活動の中でも、高齢者、とりわけ認知症の方の問題や引きこもりの方、また非正規労働者で不安定な生活をされている方や生活保護世帯、そして不登校など、様々な生活課題などが複雑に絡み合っているところへ、社会福祉協議会が媒介者となり、地域や専門家、自治会の人が顔を合わせ、信頼関係を構築しながら、解決に向かう流れを作るといったことに玉木さんは力を注がれておられました。東灘区では、「縁側プロジェクト」として、だれもが集える居場所作りの支援を通じて、一人ひとりを支えていくといたことや、赤い羽根共同募金の仕組みを使い、公募型の助成制度を設け、地域の子ども食堂(第2回のゲスト:NPO法人ケアットさんが運営)の立ち上げ支援を行なっているといったこともお話しいただきました。

また、社協の強みは、民生委員や婦人会など、地域の活動者との繋がりが密にあることで、困っている人に気づいた関係者から、直接社協へとつなげていただけること、そして社協が区役所内にあることから職員が、行政の各部署と連携を取りやすいという点がある一方で、HP(ラブ・リング こうべ)Facebook情報誌(きずなKOBE/年2回程度発行)があるものの、情報発信力がまだまだ弱いこと、そして事業の8割が神戸市からの委託金、補助金であることから、用途が決まっており、自主財源で自由に動くことができないこと、さらに企業やNPOとの連携に課題があるといったことをお話しくださいました。

次にホザナハウスの森さんからは、少年院を出た少年・少女たちに関するお話をしていただきました。

帰る場所のない少年・少女は、ひとたび少年院に入ると、引受先がない限り(DVなどにより家庭に帰れない(帰りたくない)場合もある)少年院から出られないため、施設を置いて受け入れをしているが、ホザナ・ハウスの活動です。

日本社会では、被害者支援はできるものの、いわゆる「加害者」には自己責任を問う風潮があり、行政の支援はもちろん、寄付集めなどに苦労が絶えず、運営は厳しいそうです。
森さんは、実際に関わりをもちシェルターで受け入れされた少年・少女の事例をいくつか話しながら、少年院に入った子どもたちは、はたして加害者なのだろうかと会場に問いかけられました。

ちなみにホザナ・ハウスでは、少年・少女に対してダメと言わないそうです。またハウスにはルールもないそうです。
それは子ども達が、過去の辛い経験から大人は自分の言い訳も聞いてくれないと、完全に大人不信の状態で来るためだそうです。
その大人不振を解消させるために、ハウスでは洗濯も、掃除も、片付けも何もさせず(ときどきアカンと言うことはありますが)、100%甘やかすそうです。

彼らの多くは甘えた経験がありません。そうすることでだんだん心開いてくれるそうです。
ダメがないから反発する必要がなく、ルールがないから嘘をつかなくても済む。
そしていい子になり、自立の意識を持つようになるそうです。
しかし、ダメがない、ルールがないということは、消灯も門限もなく、支援者側に、休みなく24時間体制で寄り添う必要あることを意味します。
そのため、ハウスは、慢性的な資金不足と人材不足の状態にあるそうです。

環境が合わず、でもそれにあわせようとしてはみ出た子は、少年院を出ても行きづらさ変わらない一方で、成人教育は別であり、少年院では少年教育で完結、という仕組みも影響し、再犯してしまうケースが多い。
公的支援は機能していない、世間の理解もない中、施設として就労支援を行いながら、彼らの生きづらさを解消していきたいということをお話しくださいました。

※この次の日から三宮コンベンションセンターにて、困難を抱える少女たちが
搾取や暴力に行き着かなくてよい社会を目指す一般社団法人Colaboによるパネル展「私たちは『買われた』展」を主催されました。

≪今回のゲスト≫

神戸市社会福祉協議会

玉置 和美さん

 

NPO法人ホザナ・ハウス

森 康彦さん

【神戸ソーシャルセミナーwithケアット(2018.9.12)】

第2回目のゲストは、神戸市東灘区で児童や高齢者のデイサービスなどに取り組むNPO法人ケアットの岡本さんにご登壇いただきました。

法人として様々な事業に取り組み、現在7か所で9つの事業所を切り盛りする一方で、地域を大切に考え、事業所の一回にコミュニティカフェを設けておられます。今回はそのカフェで、実践されているつながり食堂(子ども食堂)について、9月のテーマ「貧困」の面からお話しいただきました。

子ども食堂では、ビュッフェ形式にすることで、食べられる量をよそう経験や、マナーを考えるきっかけをつくり、人と食事を共にすることで、自然といただきますを言えるようにしているというお話がありました。

つながり食堂では、大人600円、子ども300円の代金をもらって、運営をされていますが、生活保護世帯や母子家庭のかたからの申し出があれば、無料で食事を提供しており、その数は利用者の6,7割のぼるとのことでした。

岡本さんが子ども食堂の取り組みを通じて感じたことの一つに、食堂に来る子どもたちの多くが「体験」や「関係」の貧しさの中にいるということがあるそうです。

例えば、子どもたちの一番身近な大人=親が、働けない事情があったり、生活保護を受けいたりする子どもは、大人とはそういうものだというイメージしかなく、自分も大きくなったらそうなるとしか想像できない。そのイメージを、つながり食堂でご飯を食べることを通して、食事とはお箸やスプーン、お皿を使ってとるものだ、テーブルで食べるものなのだという経験をしたり、家族以外の大人と出会い関係性を学ぶことができたりするのではないかというお話がありました。

スタッフやボランティアの大人たちと食事をするなかで、過去には、ふと「布団で寝る経験が修学旅行で初めてだった。」と言ったこどももいたそうです。

≪今回のゲスト≫

NPO法人ケアット

岡本 芳江 さん