【神戸ソーシャルセミナーwith 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 栗田佳典氏(2019.4.10)】

みなさんこんにちは!学生ライターの下尾です。

今月第2回目のソーシャルセミナーは、前回に引き続きSDG課題16「平和と公正」をテーマに、NPOテラ・ルネッサンスの栗田さんにお話を伺いました。

  • テラ・ルネッサンスとは

日本を含めたアフリカ・アジア地域で「地雷」「小型武器」「子ども兵」「平和教育」という4つの課題解決のために、現地での国際協力や国内での啓発・提言活動を行っているNPOです。

☆今日のキーワード1-「レジリエンス」

テラ・ルネッサンスの方たちが平和を築いていくうえで大切にしている考え方「レジリエンス」について教えて頂きました。「レジリエンス」とは、“困難な状況に直面しても自らに内在する多様なチカラと、周囲との関係の中でそれを乗り越えていく適応能力”のことを指します。

  • 平和への第一歩

平和への第一歩として、物事を自身に引き付けて考えるきっかけとして、以下の3つのアプローチを挙げてくださいました。

☆観心-知る

☆感心-感じる・考える

☆関心-関わってみる

 

1,まず、知ること

2,そしてそれについて思考してみること

3、頭の中だけで終わらせず実際に場所に行ったり、コミュニティに関わってみること ということですね。

  • 平和以外なんでもある国-コンゴ民主共和国

テラ・ルネッサンスの活動地域の1つであるコンゴ。コンゴは中部アフリカに位置する共和制国家で、国土は日本の約6倍、魚・芋・肉・とうもろこしなど食材も豊富な上に鉱山資源にも恵まれており、世界で2番目の広さを誇る熱帯雨林を持つ自然豊かな国です。そんな、自然にも資源にも恵まれているコンゴですが、恵まれているがゆえに外国勢力の制圧の対象になってしまい、諸外国から様々な部隊が乱入、それらと戦うために武装勢力が増えていくという連鎖により紛争が絶えない国です。また、こうした治安の悪化により、女性の性暴力被害も後を絶ちません。

そんなコンゴという地で、テラ・ルネッサンスは以下のようなことを進めています。東部地域では、元子ども兵の男の子に対して溶接の技術を伝える活動を行っています。溶接は村の病院や教育施設で使う大型の鉄製ドア等を作るために現地で必要な技術です。溶接を習う前までは、自分で出来なかったため、注文をするために山を越え、武装勢力が台頭している場所を通らなくてはならなかったといいます。溶接の技術を覚えることで危険回避が出来ることはもちろん、生活に関わるスキルを取得でき、地域住民の助けになっているそうです。

一方、身体的・精神的な傷を負い、経済的にも脆弱な状態にある、紛争被害を受けた女性たちには洋裁の技術を伝えると同時に、女性たち同士でグループを結成し、小さな洋裁店を開業するビジネス支援を行っています。技術向上によって作り手一人ひとりの個性が出てきたことに加えて、表情が豊かになったりと目に見える変化もあったそうです。

また、街に近い中央地域では、街に流通させていくもの、ジュースや石けんの生産に励んでいるそうです。

  • 戦争に加担しているかもしれない私たち、消費者

コンゴでは、武器を買うためにお金を稼ぐ手段として希少な金属であるレアメタルの採取に従事する人々が数多くいます。紛争の資金源となっている鉱物のことを紛争鉱物(コンフリクト・ミネラル)と言い、スズ・タンタル・タングステンなどを指します。それら紛争鉱物はスマホやテレビ、パソコンなどの電子機器に多く使われているもので、最先端のチップ等には欠かせないものです。紛争鉱物という名前だけ聞くだけではぴんと来ないかもしれませんが、私たち含め先進国の人たちは、日常生活の中でレアメタルの恩恵を受けているということです。

栗田さんによると、最近ではドット・フランク法という紛争鉱物に関わる規定に基づき、紛争に関わる鉱物は用いていないという旨、トレーサビリティをすべてWeb上で明らかにしている企業が増えてきているそうです。「メーカーの名前 紛争鉱物」で検索すると、その企業の紛争鉱物に対する意識や取り組みが掲載されています。何も知らずに、調べることなく製品を購入することが、アフリカの地における紛争に加担することになるかもしれないというのは恐ろしいことですよね。

  • 栗田さんのお話しを聞いて○

前述した、「平和への第一歩」とも繋がりますが、改めて、まずは知ること-「知ろうとすること」の大切さを感じています。毎日色んな情報が溢れかえっていますが、気に留めようとしなければ、ただ流れていくだけです。ある事象やその背景を身近に引き付けて考えるためには、自らそれについて知ろうとする前のめりな姿勢が不可欠だと感じました。

-「レジリエンスを発揮してくれている、その人に内在するものを引き出していく、それが私たちの役割である。(栗田さん)」- レジリエンス、そしてこの栗田さんの視点は国際協力という文脈だけではなく、どの場面においても欠かせない視点であると感じます。“自らに内在する多様なチカラと周囲との関係の中で困難を乗り越えていく”という栗田さんの言葉をお借りすると、例えば会社という組織においても、共に仕事をする上で、相手がどんな能力を持っているかを見極めることは重要です。また、自身の興味関心・スキルの把握はもちろんのこと、それらがどのような場面で活かせるかということを自分自身が分かっていることも重要ですよね。

テラ・ルネッサンスのスローガン、“一人ひとりに未来を創る力がある”というのは、現地の人たちや栗田さんの活動もそうですが、私たち含め先進国の人々の買い物における選択にも同じことが言えると思います。「電子機器を買うときは紛争鉱物が使われていないか気にしてみよう」という視点を持って買い物をするのとしないのとでは、大きな違いがあります。知らない所で、紛争に加担しているかもしれないということはとても恐ろしいことです。どのような世界を目指していきたいかという視点を持ち、その世界に少しでも近づけるようなお金の落とし方・買い物をしたいと思います。

コンゴは平和以外なんでもある国と言われているということを聞き、日本はどうなのか?と考えました。確かに、日本には戦争はありません。でも、戦争がないことだけが、平和な状態なのでしょうか。日本には戦争こそありませんが、子どもの相対的貧困や、外国人に対する差別など、私たちの身近なところでも対処すべき問題は溢れています。以前、平和とは何かという話を友人とする機会があったのですが、そこである考えに出会いました。平和学の父、ヨハン・ガトゥング博士によると、戦争や紛争がない状態を消極的平和と言い、それに加えて差別・貧困・抑圧などの社会の構造的暴力がない状態を積極的平和と言うそうです。つまり、これは戦争がないことだけが平和ではないという1つの考え方を示してくれています。

ここで栗田さんのお話を1つ。あるとき、ウガンダで出会ったとても思い入れのある女の子、チカちゃんに「平和ってなに?」と質問したそうです。すると彼女は「お腹を空かせていないこと、食べ物があること」と答えたと言います。確かに、空腹は食べ物を巡る争いの元になりそうですよね。

みなさんは、平和と聞いてどんな状態を思い浮かべますか。そしてどうですか、その考えと照らし合わせて、日本は平和と言えそうでしょうか。

【神戸ソーシャルセミナーwith 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 栗田佳典氏(2019.4.10)】

神戸ソーシャルセミナー、2019年4月のテーマは「平和と公正」

4月10日には、「小さな一歩が世界を動かす~紛争に巻きこまれた世界の現場から~」と題して、認定NPO法人テラ・ルネッサンスの栗田佳典さんよりお話を頂きました。

中二の多感な時期に先天的な心臓の病気で入院した栗田さん。その時にさまざまな人に支えられた経験から「福祉」に関心を持ち、大学で福祉を学ばれていました。大学3回生でテラ・ルネッサンスでのインターンを経験し、就職され、現在に至ります。

今回はご自身の体験も踏まえながら、テラ・ルネッサンスの活動内容、紛争地域の実情などをお話しいただきました。

〇「レリジエンス」という考え方

はじめに、栗田さんはあるキーワードを出されました。それは「レリジエンス」という考え方です。この言葉は、一般的には「回復力」「復元力」「弾力性」という意味ですが、テラ・ルネッサンスでは「困難な状況に直面しても、自らに内在する多様なチカラと、周囲との関係性のなかでそれを乗り越えていく適応能力」という意味で用いられています。

 

〇平和の一歩としての三つの「カンシン」

また、平和への一歩として三つの「カンシン」を挙げられました。

「知る」という意味の「観心」、「感じる、考える」という意味の「感心」、「関わってみる」という意味での「関心」。この三つを平和への大きな一歩として大切な考え方として紹介されました。

 

〇テラ・ルネッサンスの活動

テラ・ルネッサンスでは日本、コンゴ、ウガンダ、ブルンジ、カンボジア、ラオスといった地域を対象に「地雷」「小型武器」「こども兵」「平和教育」という4つの課題に対して、現場での国際協力と同時に、国内での啓発・提言活動を行うことによって、課題の解決を目指しています。

特に紛争地域の支援の際には「一人ひとりに未来をつくる力がある」という考えのもとで、ただお金を渡すなどの目の前の支援だけでなく、元こども兵を対象した溶接技術の訓練や、性的暴力を受けた女性や孤児を対象とした洋裁技術訓練を行い、収入を得るためのサポートなどを行っておられます。

ここでも「レリジエンス」の考え方は重要で、助けてあげようという気持ちではなく、彼らの中にある力を一つでも引き出して困難を乗り越えていこうとするエンパワメントのための支援を心がけておられています。

 

〇コンゴについて

栗田さんの関わっておられた、「コンゴ民主共和国」は別名「平和以外何でもある国」。

2度にわたる内戦がおこり、さらに現在でも武装勢力がたくさん存在しています。

自然豊かで、熱帯雨林が広がっており、少し移動しようとするだけでも「四輪駆動」の大切さを実感するような沼地のような道を渡ったり、木を切って橋をかけ、川を渡る必要があるために、国内に支援の届きにくい場所が多くあります。

最近では、2018年にデニス・ムクウェゲさんが、「女性として生まれるには最悪の国」と呼ばれるコンゴ国内での性暴力被害の治療が評価され、ノーベル平和賞を受賞されました。また、2019年には、選挙によって野党のチセケディ大統領が誕生し、1960年の独立以来初めて平和的に指導者交代が行われるなどといった明るい話題もありました。

 

〇紛争鉱物について

兵士が小型武器を買うためのお金として使用されているものとして紹介されたのが電子機器などに使用されている「レアメタル」です。その中でも、スズ、タンタル、タングステンなど、「紛争」の原因となるものは「紛争鉱物」と呼ばれています。そのため、現在アメリカでは、電子機器などの紛争鉱物の使用量を報告する必要のある「ドット・フランク法」の制定や、日本では都市鉱山で2020年東京オリンピックのメダルを作る「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」という活動などをはじめとする、政府・企業の努力や、トレーサビリティによって紛争鉱物の使用は緩和されるようになったそうです。

「紛争鉱物」という存在を知ると、「紛争鉱物が使われていないものを使った方がいいのではないか?」という思考に陥ることもありますが、そうではなく「今持っているものを最後まで使い切ることが大切である」とおっしゃっていました。

 

〇栗田さんの体験談

また、栗田さんの紛争地域での体験談もたくさんお聞きすることができました。

栗田さんが武力勢力に襲われた地域を訪れたときのこと。そこにいる子どもたちは「ニーゴ」と栗田さんたちを呼びました。その意味は「国連平和維持軍の兵士」という意味だったそうです。その時の栗田さんの恰好はTシャツに短パン。そこの地域の子どもたちにとって外国人は全員兵士に見えるそうでした。そこの子どもたちに将来の夢を聞くと、「大人になることが将来の夢」という答えが返ってきたそうです。

 

また、コンゴ人は9時集合でも、13時に遅れてくることもしばしば。理由は「昔の友達に会ったんだ。」日本では、「また今度」があると思いがちですが、コンゴでは寿命が短く、次もう会えないかもしれない。一期一会を大切にするコンゴ人の国民性を表すエピソードとして印象に残りました。

 

最後に、栗田さんの約10年前のウガンダでの印象的なお話を聞かせていただきました。

子どものころに誘拐され、子ども兵として闘わされた女性に話を聞きに行った時のこと。その女性の腕には赤ちゃんが抱えられていたそうです。その赤ちゃんのことについて尋ねると、その子はなんとその女性が昨日出産したばかりの赤ちゃん!さらにその女性は栗田さんに「この子に名前を付けて」と言ったそうです。栗田さんは驚きながらも、女の子だったため、ご自身の妹さんの名前を付けたそう。こども兵から技術を身につけ、社会に出て、結婚し、子どもに恵まれたことに女性のことがいることが栗田さんは本当にうれしそうでした。

栗田さんはしばらくその女の子とは会えずにいたものの、昨年久しぶりに再会を果たしました。その時にその女の子に「平和とは?」と尋ねると、「ハーベスト」だと答えたそうです。食べ物があること、おなかがすかないこと、それが平和において大切なことだと認識させられました。

 

 

 

平和について考えたとき、真っ先に思い出されたのが私の祖父の話です。第二次世界大戦を経験した祖父の生きがいは「世界平和」であるといいます。「戦争はあかんということは十分に思たさかい世界平和。」私が祖父に生きがいについて尋ね、そう答えられた時、私はその答えが壮大すぎて、思わず笑ってしまうほどにピンとはきませんでした。しかし今回改めて平和について考えてみると、平和は私たちが自分の命を大切にし、勉強し、バイトし、友だちを遊ぶといった、人間の何気ない生活を営む上で、最も大切な基盤であると改めて気づかされました。

私たちが願わずとも手に入れ、気付かずにいるものを、こんなにも願っている人がいる。その人たちに何かしたい。私は今回紛争鉱物について知ったことで「電子機器を最後まで使い切る」といった行動ができる。このような行動を起こすためには、世界の現状について知らなければならない。考えなければならない。関わらなければならない。

「ひとり一人の力は微力かもしれないが、無力ではない」栗田さんの優しい口調の裏には平和への熱い思いがこもっていたように思います。この言葉を信じて、世界平和という壮大な未来の夢のために、世界を知り、考え、何気ない行動を変えることから始めていきたいものです。

 

【神戸ソーシャルセミナーwith 公益財団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 伊藤愛氏(2019.4.3)】

神戸ソーシャルセミナー、4月のテーマは「平和と公正」。今回はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの伊藤愛さんから、国内外での主な活動や活動理念についてお話して頂きました。途中、参加者同士でグループをつくり意見を述べ合う場面もあり子どもの権利を実現するために何ができるか皆で考える1時間半となりました。

 

〇Save the Childrenについて

セーブ・ザ・チルドレンはイギリスで設立された子どもの支援を専門とする非政府組織(NGO)です。「子どもの権利条約」を根底に、「生きる」「育つ」「守られる」「参加する」を世界中の子どもたちが実現できるようにと活動しています。日本では1986年に設立され今年で33年になります。伊藤さんは2002年に企業から転職をし、18年近くをセーブ・ザ・チルドレンのメンバーとして国内・国外の子どもの権利を実現するための活動をされています。

 

〇アフガニスタンの事例から

アフガニスタンは人口のうち約半数が18歳未満の子どもだと言われているそうです。アフガニスタンの子どもたちを取り巻く課題はたくさんありますが、今回は「教育」の観点からお話をしていただきました。子どもたちが教育を受けられない理由として、学校へ行くお金がないことや兄弟の世話や労働をしていること、親が十分な教育を受けていないため子どもに行かなくていいと言っているなど、アフガニスタンの子どもたちと教育の現状について教えてくださいました。

 

〇子どもたちが教育を受けられる支援とは?

伊藤さんから、学校建設をしたのに学校に来ない子どもたちがいるとう想定で、「学校に子どもたちを呼ぶにはどうしたらいいか」という事について3人ずつのグループワークを行いました。参加者同士で意見を述べ合う中で、「親の意識を変えるため教育のメリットを親に知ってもらう機会をつくる」「学校を開かれた場にする」「学校をでた生徒を見てもらい教育の重要性を実感してもらう」など多くの意見がでました。

最後に、セーブ・ザ・チルドレンが現場で行っている教育支援活動について紹介がありました。まずは「教員研修」だといいます。教員になっている大人が子どもの時にきちんとした教育を受けられなかった例もあるため、ワークショップのような形で模擬授業(ひとつの模造紙を囲み意見を書き出していくもの、教員も生徒役になり授業を行うものなど)を行い教員自身がその教育がどのような効果につながるのか率先して体験するというものです。質の高い教育の提供に繋がります。また、参加者からの意見もあったように「学校を開かれた場にする」「教育のメリットを知ってもらう」場として「子ども劇」を行うこともあるそうです。「子ども劇」は教育の大切さを子ども自身が発信することで、地域の人たちの教育に対する意識を前向きに変える効果もあるといいます。

 

〇日本での活動

セーブ・ザ・チルドレンと聞くと海外支援の印象が強いですが、日本を拠点としているセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは日本国内でも支援活動行っています。例えば、自然災害などの際に被災した子どものこころに寄り添う「子どものための心理的応急処置」の実践は勿論、研修やパンフレットの配布など情報発信にも取り組んでいるそうです。

 

〇セーブ・ザ・チルドレンのこれから

セーブ・ザ・チルドレンの活動は、「権利」をベースとしているため「すべての」子どもたちに支援を届けることを目指しています。仮に支援の結果、教育を受けることのできる子どもの割合が50%から90%に上がったとしても、残り10%の子どもたちをどう支援していくかを追求するといいます。そのために場合によっては他の支援団体とも手を組み働きかけているそうです。子どもたちの権利を守るという視点から「平和と公正」の実現に取り組んでいます。

 

〇イチ学生の所感。

「学校建設だけで子どもたちが教育を受けられるようになるわけではない」なんて、言われてみたら理解ができるし、何故なのかもある程度なら推測できます。言われるまで気づかなかった自分にショックを受けました。私の「平和ボケ」とも言い換えられるそれは、「想像力の欠如」とも言えると思います。「想像力の欠如」は鋭い刃をもった凶器のようなもので、簡単にひとを傷つけてしまうし、自身にも影響を及ぼします。価値観を押し付けてくる人に嫌気がさして、自分は違う、自分は相手のこと考えて傷つけたりなんてしないと思っていましたが、そんなはずもなく自分の中の「当たり前な事」がある人の価値観を否定する可能性は常にあるという事に改めて気づかされました。「平和と公正」を伊藤さんは「inclusive」(含んでいる)という単語を用いて説明してくださいました。「平和と公正」のために世の中の物事全部を知る事は難しいですが、想像することは可能です。今回のセミナーで意見交換などを行ったこともあり、海外の問題が極身近なものに感じました。様々な角度や価値観から「想像すること」を忘れたくないと思います。(学生ライター関口)

【神戸ソーシャルセミナーwith 公益財団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 伊藤愛氏(2019.4.3)】

みなさんこんにちは、初めまして!学生ライターの下尾です。

新年度初めのソーシャルセミナーはSDGs課題16「平和と公正」をテーマに、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの伊藤愛さんにお話しいただきました。

  • Save the Childrenとは

Save the Childrenは、日本を含む世界約120か国で子ども支援の活動をしている民間・非営利の国際NGOです。海外では緊急・人道支援をはじめとし、日本国内では災害時における心理社会的支援等を行っています。

 

  • 子どもたちを学校に呼ぶには?―アフガニスタンにおける教育支援

教育支援に関して、人口3000万人のうち1600万人、約51%を子どもが占めるというアフガニスタンを例に挙げてお話してくださいました。

そんな、子どもの数が多い国や地域でも、学校があっても子どもたちが学校に来ない!という例が少なくないようです。それはなぜなのでしょうか。

伊藤さんによると

・働いている

・親が教育の大切さを理解していない

・(学校はあっても)先生がいない

・経済的余裕がなく文房具が買えない

等の理由から、そのような事態が起こってしまうようです。

そこで、これらの理由を踏まえたうえで、「子どもが学校に行けるようになるプロジェクトを考えよう」というテーマのもと、案を出し合いました。

参加者の皆さんは、支援内容に関して“持続可能性”-その場限りで終わらせない というところに着目されていました。例えば、子どもの親をいかに巻き込んでいくか、という論点では、「地域と先生の関わりを作るために、学校をコミュニティの場にしてはどうか」といった案が挙げられました。物資支援においても、ただただ文房具を寄付するのではなく、教科書など何度も使えるものにしてはどうかという提案もありました。

各案を共有した後、伊藤さんから、Save the Childrenが実際に行っている支援内容の説明がありました。先生たちが教え方を知らない、という問題を解決するための『教員研修』や、公立の学校に編入するための読み書きの能力をつけるため、村の集会所等で『識字教室』を開催しているとのことでした。その他に、とても面白い取り組みだなと思ったのが、『子ども劇』です。その名の通り地域の子どもたちが劇をするのですが、なんと、そのテーマが「学校に行けないとどうなるか」とのこと!実際、娯楽があまりない農村部では、子どもの親をはじめたくさんの大人たちが見に来るそうです。支援者である外国人だけで対象に働きかけるのではなく、地域の人々も巻きこみながら、また劇という“楽しい”要素も交えての取り組みは、一方的な押し付けに終始せずコミュニティへの働きかけを含んでいるという点で素敵だなと思いました。

  • SDG16 「平和と公正」との関わり

平和構築という観点から、制度を整えることの重要性に触れられました。例えば、Save the Childrenだけでは法律を作ることは困難ですが、現場に行き子どもの声を集め政府に政策提言をすることは出来ます。制度への働きかけを行っているという点で、SDG16との関連性を説明してくださいました。

  • Be inclusive

伊藤さんのお話の中で、“問題解決のために他の組織と協働する”という点が強く心に残っています。例えば、西日本豪雨の際には、避難所に隣接した施設で子どもたちが安心・安全に過ごすための空間『こどもひろば』の実施において、行政機関や他の団体と調整をとったとお話ししてくださいました。

「Save the Childrenだけで100%を達成しようと思っているわけではない」という伊藤さんの言葉が心に残っています。それは支援活動を行う上で、どのように現地の人たちに引き継いでいくのかということはもちろん、上記で挙げたように、他の組織との連携が大切であるということに他なりません。これはまさに、SDG17の「パートナーシップで目標を達成しよう!」にも繋がることであるなと思ったのです。

様々なセクターの人たちが関わりあってこそ、協力しあってこそ、平和で公正な社会、ひいてはSDGsが目指す社会の達成に繋がるのだと思いました。

立場やバックグラウンドが異なる人々との関わりの中での達成、様々な人や組織を巻き込みながら、というプロセスの中で大切になのは「インクルーシブ」という視点です。「インクルーシブ」とは、直訳すると“包摂的な”という意味で、SDG16の説明にも用いられている言葉です。ですが、少し分かりづらいですよね。

ここで、伊藤さんの冒頭のお話を紹介したいと思います。ある時、国籍の異なる3人の子どもたちが一緒に遊んでいた時、英語がわかる2人の子どもたちだけで話を初めてしまい1人の子どもがきょとんとしてしまったことがあったそうです。その様子を見ていた大人の一人が、[S5] 子どもたちに向けて「Be inclusive」と言ったそうです。つまりは、「仲間外れを出しちゃいけないよ、みんなで話そうよ」ということです。どうでしょうか。“包括的な”という言葉よりもずっと分かりやすいですよね。

以上からわかるように、「インクルーシブ」とは、一人ひとりの違いを排除するのではなく価値あるものとして高く評価し、社会全体で包み込むように迎え入れることを指します。そうすれば、それぞれの能力やスキル、経験、強みを最大限に活かし協働出来るからです。

○伊藤さんのお話を通して、自分自身を振り返る●

「他の組織と共に活動することもある」という伊藤さんのお話を聞いたことが、自分自身の関わってきた組織を振り返る機会になりました。

わたしは現在大学4年生ですが、ついこの間までフェアトレードに関心のある学生を繋ぐネットワークの運営に携わっていました。関西だけでも、フェアトレードを推進している、もしくは何らかの形でフェアトレードに関わっている学生団体は15ほどあります。運営をする中で、各団体を繋ぐ意義・ネットワークの役割について頭を抱えることが多々ありました。なぜなら、それぞれの団体(サークル・部活)は当たり前ですが、いち組織として独立しており活動理念も団体ごとに異なります。言うなれば、それぞれの理念に基づいたやりたいことの多くは団体内で達成できてしまうわけです。そのような状況下におけるネットワークの意義とはなんなのか、また、その意義を感じてもらえるような場を設けるためにはどうすればいいのか、ということに関して長らく悩んでいました。

15ある団体ごとの活動を例に挙げると、団体自らフェアトレード製品の仕入れ、販売を行っているところもあれば、途上国の生産現場を見に行けるスタディツアーをコーディネートしている団体、フェアトレード製品の委託販売のみを行っている団体、勉強会メインの団体、フェアトレードだけにとどまらず、子ども支援や大学地域付近でクリーンナップ活動を行っている団体など、それぞれに特色があります。

もちろん、先ほども述べたように団体ごとに理念や活動は異なるわけですが、フェアトレードという手段をとって、目指したい社会があることは共通していると思います。ですからわたしは、せっかくのその考えや多様な手法を自分の団体だけに留めておくのではなくて、出来るならば外に出していってほしい。活動する中での困りごとや、これから目指していることを共有してほしい、という風に考えていました。なぜなら、そのことが活動内容を見直すきっかけになったり、新たな取り組みのヒントを得たりということに繋がっていくと思っていたからです。もしかすると、コラボしてなにかイベントを行おうという話も出てくるかもしれません。また、少なくとも仲間がいるとわかることだけでも活動のモチベーションに繋がっていくと考えていたからです。

今回の伊藤さんのお話を通して自身の活動を振り返り、目指す社会の達成のために集い協働すること、いろんな人たちを巻き込みながら動いていくこと、その大切さについて改めて考えさせられました。完全に個人的なイメージですが、NGOというと国内外問わず数多く存在しているため、それぞれがそれぞれの理念を曲げる気はさらさらなく、「私たちなりのやり方がある!」と肩ひじを張ってるイメージで、正直に言うとNGO間において協力的な印象は抱いていませんでした。ですが、肩ひじを張る必要はなく、専門としている分野であったり、強みとしている部分をそれぞれが出し合って連携すれば良いのですね。共通の目標に向かった協働のために理念を曲げる必要はなく、むしろ出来ること出来ないこと含め、お互いがお互いを認め合っているからこそ、必要に応じて補完できるような体制があるのだろうなと思いました。(これも、インクルーシブという考えが根底にあってのことですよね!)

長々と書いてしまいましたが最後に、「インクルーシブ」という視点を持つ上で、こうなったらいいなという社会を共に作っていく仲間や機会を見つける場として、このプラットホームが皆さんにとって(もちろん私にとっても)そのような場であればと願っています。

※記事に含まれるコメントはいち学生の所感です。

(神戸ソーシャルセミナー)5月のテーマは「働きがいも経済成長も」

【1】神戸ソーシャルセミナー with 海外研修生


アジア、南太平洋地域の人々との交流を通して学び、そこから毎日の生活を問い直し、平和(Peace)と健康(Health)を担う人材を育成(Human Development)し、「ともに生きる」社会をめざすPHD協会の坂西さん、そして海外からの研修生からその活動と取り組みついてお話しいただきます。

・開催日時:2019年5月8日(水)19時~20時30分
・ゲスト:公益財団法人PHD協会 坂西 卓郎 さん&海外研修生
・サイト:http://www.phd-kobe.org/
・参加費:無料
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)

※神戸ソーシャルセミナーとは
月に1つテーマを定め、NPOや企業等のゲストとセミナー参加者が、水曜夜に様々な地域社会の課題解決について考えます。
また、月末土曜日には、月のテーマを軸に、地域課題の解決策を具体的に考えるSDGsワークショップ、フューチャーセッションなどを実施します!

※年齢、性別、職業問わず参加歓迎です!学生の参加もぜひ!
※小さなお子さんを連れての参加も可能です。
※連続講座ではありません。興味のある日程のセミナーにご参加ください。

申込:
件名に「5/8 PHDセミナー参加」
本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、「plat@123kobe.com」までメールしてください。

 

【2】毎月開催☆未来を一緒に考える「フューチャーセッション」

 複雑に絡み合う社会問題や多様なニーズ、困難な状況を乗り越えるため、多様なステークホルダーと「新たな関係性」「新たなアイデア」を生み出す協創ワークショップを毎月月末土曜日に開催してます。
2019年度5月はSDGsのゴール8「働きがいも経済成長も」。

今回は、特別ゲストにこちらの方々をお迎えして、お話しをお聞きしたのちに、参加者も含めた対話のワークを実施します!!

【ゲストのお二人】
株式会社GIVE&GIFT/NPO法人チュラキューブ
中川 悠 (なかがわ はるか)さん

NPO法人Co.to.hana
丸毛 幸太郎(まるも こうたろう)さん

 

豪華ゲストとお話しできるチャンス!学生、主婦、社会人、フリーランスなどなど、お立場や年齢などに関係なくどなたでもご参加可能です。この機会にぜひお越しください。

・開催日時:2019年5月25日(土)14:00~17:00
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)
・参加費:無料
・定員:20名
協力:関西フューチャーセンター
https://www.facebook.com/kansaifcn/

申込:
件名に「5/25 フューチャーセッション参加」
本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属(あれば)」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、「plat@123kobe.com」までメールしてください。

【3】神戸ソーシャルセミナー with 就労ステップアップ

生活支援から就労支援まで障害の有無にかかわらず老若男女幅広く生きづらさ、働きづらさをサポート、企業での働き方改革まで取り組む神戸の社会福祉法人すいせいの岸田さんからその活動と制度の有無にかかわらない取り組みついてお話しいただきます。

・開催日時:2019年5月29日(水)19時~20時30分
・ゲスト:社会福祉法人すいせい 岸田 耕二 さん
・サイト:https://www.sfsuisei.org/
・参加費:無料
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)

※神戸ソーシャルセミナーとは
月に1つテーマを定め、NPOや企業等のゲストとセミナー参加者が、水曜夜に様々な地域社会の課題解決について考えます。
また、月末土曜日には、月のテーマを軸に、地域課題の解決策を具体的に考えるSDGsワークショップ、フューチャーセッションなどを実施します!

※年齢、性別、職業問わず参加歓迎です!学生の参加もぜひ!
※小さなお子さんを連れての参加も可能です。
※連続講座ではありません。興味のある日程のセミナーにご参加ください。

申込:
件名に「5/29 すいせいセミナー参加」
本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、
「plat@123kobe.com」までメールしてください。

【神戸ソーシャルセミナーwith ウィメンズネット 正井禮子氏、ひょうごコミュニティ財団 実吉威氏(2019.3.27)】

神戸ソーシャルセミナー、今月のテーマは「ジェンダー平等」。今回は正井さんと実吉さんお二人から暴力とジェンダー、またその支援団体についてお話していただきました。

 

*正井禮子さん

NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべの代表正井禮子さん。阪神淡路大震災の際に「女性支援ネットワーク」をつくり女性のための電話相談で6割が震災のさなかに夫や恋人からの暴力に悩んでいるという内容であったため、疲弊した電話の向こうの声に「ここへおいでよ」と言える場所をと、2004年に設立。2007年には正式にNPO法人として認証されました。男女共同参画ではなく、男女平等社会を築きたいと活動しています。

今回正井さんには中学校や高校での講演でも使っているという資料を用いてDVの現状について教えてくださいました。

 

〇DVについて

現在国の法律でDVとは「配偶者からの暴力」と定められています。正井さんはそれに加え恋人からの暴力もDVであるといいます。アンケートの結果から日本では女性の3人に1人がDV被害を受けたことがある事がわかっており、その中でも15%の人たちが命の危険を感じる程の被害を受けたことがあると回答しているそうです。またDVの被害を受けた女性の40%が誰にも相談せず、多くのひとが「相談することでもないと思った」と回答していることからも問題の根深さが分かります。

 

〇パワーとコントロール

暴力をふるう人は暴力の対象となる人物に対して「自分の所有物」だと思っていることが根底にあると正井さんは言います。更に「自分の方が偉い」という主従関係を勝手につくり、それが「相手をコントロールするための暴力」という行動に出るそうです。DVは「力による支配」「パワーとコントロール」のことであると教えていただきました。また暴力は自分が見下している相手にしかしないため、加害者は社会的に評判もよく、きちんとした人が多いそうです。「誰にも相談できない」という被害者が多い理由のひとつだといいます。

 

〇言葉の暴力もDV

DVと聞くと殴られたり蹴られたりするなどの、直接的な暴力を連想する人が多いと思いますが、正井さんは「相手の言動に恐怖を感じたらそれは暴力、DVである」という事実の危険性をおしゃっていました。自身が相手からの言動や行動によって「自由がない」「窮屈」と感じることは全て暴力に繋がることであり、恋人や配偶者からの「束縛」、言葉の暴力はDVにあたるといいます。

 

〇暴力のある環境で育つ子どもたち

DV「家庭内暴力」はそのまま児童虐待になることも忘れてはいけないと正井さんは強くおっしゃいます。お母さんが、お父さんが、殴られている、酷い言葉を浴びせられている。そのような環境で育つ子どもは本来心身ともに休息できる場所でなければならない家庭で安心できません。直接的な影響の例として自尊感情の低下、多動・学習困難、暴力でものごとを解決しようとするなどの問題行動があげられます。更にDV環境で育った子どもたちは「自分もお父さん/お母さんのようになるんだ」「だから、自分は家庭を持てない。持ってはいけない」と思いこんでいる事が多いといいます。正井さんはそんな子どもたちに学校での講演会などを通して「自分の意思で温かい家庭は築くことはできる」と、その呪縛を解くきっかけになるように、真っすぐな言葉で伝えています。

 

〇子どもを救うには

DVで植え付けられてしまった価値観(他者に暴力を与えてもいい、大人は信頼できないなど)を変える、自分の苦しみに寄り添ってくれる大人が、その子どもの傍にたった一人でもいたらいいといいます。「世の中には恐ろしい事をする大人もいるけど、それが全てではない」と教えてくれるような、自分を気遣って見てくれる大人の必要性をおっしゃっていました。

 

*実吉威さん

ひょうごコミュニティ財団、実吉威さん。ひょうごコミュニティ財団は阪神・淡路大震災をきっかけに始めた活動が前身で、市民の多様な自発的な活動を支える「資金的な基盤」と「社会に貢献したい寄付者」を繋ぐ活動を行っています。今回のセミナーでは主に「有園博子基金」についてお話していただきました。

〇有園博子基金

2017年に逝去された有園博子さんは生前、臨床心理士、精神保健福祉士として性暴力やDVなどの虐待を受けた、深い傷を負った方々にカウンセラーとして支援をし続けた方です。「遺贈」とは「自分が亡くなった後、資産を〇〇へ寄付します」と遺言書で贈与する仕組みのことです。有園さんは病の中、亡くなる三日前に実吉さんを病室に呼び、弁護士数人を介して知った「ひょうごコミュニティ財団」に寄付を任せたそうです。

対象となる助成分野は「DV被害者への支援」「虐待を受けた子どもへの支援」「性暴力による被害者への支援」「JR福知山線脱線事故ご遺族への支援」です。基本は現場で活動しているNPOへの支援となっています。有園さんはその団体がなくなったら多くのひとが困るような、現場でかけがいのない活動をしている団体を支援したい。また組織の活動の専門性を高めたり、もっと厚みを持った成熟した団体になるようにと、そんな想いから寄付をされたそうです。

この基金はお金を提供するだけではなく、共通での人材育成や横のつながりをつくり、一つの団体ではできないことができるようになるきっかけになればと活動を進めているといいます。これから十年弱続く予定の「有園博子基金」。団体同士のネットワークを築き、より良い社会の基盤になったらと、そんな基金を目指しているそうです。

 

 

〇イチ学生の所感。

「言葉の暴力もDVになる」これはDVという問題がかなり身近であることを認識させられた話でした。言葉での暴力は目で見える形の傷にならないため、そのひとにしか痛みは分かりません。だからこそ「自分が弱いから」「自分でなんとかできる」と思いがちだと感じます。直接的な暴力を含めて、「自分」がどう感じたか、感情の基準は常に自分であってほしいと思います。

家庭のことは本人にしかわかりません。変に相談をして、自分の両親や配偶者が悪者扱いされるのは違うし、でも自分が傷ついた気持ちを誰かに伝えたい。そんな思いを吐露できる場所が社会にあるのは、非常に心強く思います。正井さんのように現場で働くひとがいて、実吉さんのようにその活動を支えるひとたちがいる。この事実がDVによる被害で孤独を感じている人たちに届き救いになればと思います。(学生ライター関口)

【神戸ソーシャルセミナーwith 株式会社NOTICE 布谷由美子氏、灘中学校・高等学校教諭 片田孫朝日氏(2019.3.6)】

今月のテーマは「ジェンダー平等」。今回は片田さんと布谷さん、お二人のゲストをお招きし、ジェンダーと仕事のあり方についてお話して頂きました。

 

*布谷由美子さん

民間企業を退職後、宝塚市男女共同参画センターにて女性活躍推進専門員として女性の能力開発・就労支援に力を注いでいた布谷由美子さん。現在は株式会社NOTICE代表取締役、WLB(ワークライフバランス)コンサルタントとして活動しています。

 

○「自分で選択したつもり」

大学での履修を終え27年前に就職したという布谷さん。当時は結婚すると女性は退職することが当たり前だったといいます。自身も結婚する際に仕事を辞めたそうですが、そのことについて「自分で選択したつもりなんですよ」とおしゃっていました。選択したのは自分であるはずなのに、抗えない社会のルールが存在する。そんな違和感がこの言葉に込められていると感じました。再度働く願望があった布谷さんは再就職を試みますが「子どもがいてどうするん?」「夫にまかせればいいじゃない」などの言葉を受け、なかなか採用をもらえなかったといいます。

 

○「働いて幸せになる人を」

布谷さんは民間企業を退職後、宝塚市で専門員として働きます。しかし非正規であることや、責任ある仕事を任されにくい事に不満と疑問を感じ、「働いて幸せになる人を増やしたい」と2012年に株式会社NOTICEをたちあげました。「男は70点80点でも採用するけど、女は100点じゃないと採用しない」といった女性に不利な就職活動を支援するために「女子限定中小企業合同説明会」も開いています。やる気のある女子生徒と、従業員を大事にする優良企業を結ぶ会となっています。第一回を開催した当初は「女子しかいないなんて企業はこない」などと言われたそうですが、布谷さんは「必ず需要がある」と続け、昨年8回目を行いました。女性が不利にならない就職活動支援を行っています。

 

〇ワークライフシナジー(相乗効果)

誰もが活躍できる会社は「ワークライフシナジーができている会社」だといいます。仕事をする母親は会社の重荷になるどころか、保育園に子どもを迎えに行く時間までに自身の仕事を片付けたり、仕事の引継ぎが上手い人が多く、「決められた時間内で高い成果を出す」優秀な人が多いと布谷さんはおっしゃいます。

「家庭での自分」と「職場での自分」、両方で無理なく過ごせる環境を。今は女性だけでなく男性が両親の介護のために退職するという例も多くなっているそうです。少し前までの「男性は外で労働を」「女性は主婦業を」という風潮は大きく変わり始めています。布谷さんはより多くの人が「仕事」と「家庭」を両立させ、負担の少ない生活ができる会社になるように活動しています。そのためには今までと違った基準での評価と育成が必要であると、現在の社会を取り巻く風潮や規範を変える必要性をおしゃっていました。

 

*片田孫朝日さん

灘校で公民の教師を務める片田孫朝日さん。片田さんは自身の生まれ育った家庭環境から「仕事観」が幼い頃から他と違っていたといいます。社会に多くある形での、「男性が家庭を支える」「女性は専業主婦」という観念はなく、仕事と生活の両立を男性も女性もができる社会になるように研究を続けています。

 

〇片田さんの仕事観

片田さんの父親は活動家で社会活動を行い、家庭の経済を支えているのは母親だったそうです。自由に好きなことをしていた父は若々しく楽しそうだったといいます。母親も50歳の時に「学びたい!」と留学を希望、父親も片田さんも母親の希望に同意し応援したといいます。母親はそれからやりたい事を我慢して勤務していた時よりも明るくなったそうです。そんな家庭環境から「仕事=忍耐になることがある」「楽しく、やりがいがあり、人の役にたつことも、お金になると限らない」、「仕事(お金・自由のための労働)は仕事」辞める事ができなくなるため「カップルの片方だけが稼ぐのは危険」などの仕事観を早いうちから持っていたそうです。

 

 

〇「仕事だけではない生活」

片田さんは学校勤務当初、自身の行う授業の種類とコマ数が多いことで「働くために生きる」かのような生活を強いられました。授業の質の低下にはじまり、飲酒量増加、体調悪化など生活に支障をきたしたといいます。そこで片田さんは「給料をへらしてもいいので授業数を減らしてほしい」と希望を出し、話し合いの末、無理のない範囲での授業数にしてもらったといいます。この片田さんの行動のおかげで他の先生方も家庭の時間を取りやすくなり、職場に子どもを連れてきやすくなったりと学校の働き方の方針が変わったそうです。

片田さんの「お金・自由のための労働」をする上でも自己を尊重する姿勢は幼い頃から「自由にやりたい事をしていた父親」と「長い間家庭の経済を支えていた母親」を見ていたからだと感じました。この片田さんの意思と行動は「人間として当たり前」のことでありながら、現在の日本では浸透していない現状もあります。

 

〇「男性の自由と男女平等と」

日本の社会で「仕事優先」という固定観念を外し、自分のしたいように時間を設計する。「男の労働時間が減り、私生活の時間をもつこと」と「男女が平等になること(賃金、家事・育児・介護の分担、趣味)」は別のことであるといいます。布田さんはこれから、男女共に時間に余裕をもった働きやすい社会のために男性に届く言葉での本を書きたいとおしゃっていました。

 

〇イチ学生所感。

行動できるひとは強い。企業した布谷さん、管理職に自身と仕事量のバランスの改善を要求した片田さん。自身の疑問や不満をきちんと理解し社会に飲み込まれることなく行動している点に、これから社会に出る身として頼もしく思う。自身の気持ちを優先してもいいのである。それを知っているのと知らないのでは天と地の差があると思う。

今回お二人の話を聞き「女性だから」「男性だから」と考えることの無意味さを改めて感じた。「目の前にいるひと」の得意不得意を理解し、尊重する必要がある。「性別」は付属の情報くらいにとらえたいと思う。布谷さんも片田さんも自身の「行動」に「自分が男性/女性であるから」という不平等な力が働くことは許さない。社会では当たり前として処理されている、でも確実におかしいこと(「育メン」という言葉はあっても「育ウーマン」なる言葉はないなど!)に敏感でありたいと思う。社会に流されない、自分の言葉を持ち大切にする必要があると学んだ。

【神戸ソーシャルセミナーwith 株式会社NOTICE 布谷由美子氏、灘中学校・高等学校教諭 片田孫朝日氏(2019.3.6)】

【神戸ソーシャルセミナー】『ジェンダー平等』(2018. 03. 06) 

 

毎月1回、そのテーマのゲストを迎え、セミナー参加者が地域社会の問題発見・解決について考える「神戸ソーシャルセミナー」、3月のテーマは『ジェンダー平等』です。

 

「ジェンダー平等ってなんだろう?」

「ワークライフバランスって聞くけど、ジェンダーとどう関係があるの?」

という疑問をもたれている方はいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回のゲストは、株式会社NOTICE 布谷 由美子氏

灘中学校・高等学校 教諭 片田 孫 朝日 氏

このお二人をゲスト講師として迎え、

前半は布谷さんがジェンダーとワーク・ライフ・バランスの関係について、

後半は片田さんが男性学の視点からジェンダーを語っていただきました。

更にセミナー後、お二人にインタビューし、「実社会とのギャップ」などを中心にお話をお聞きしました。

 

□ワーク・ライフ・バランスとジェンダー

“宝塚市男女平等共同参画センターにて女性の就労支援をしていたという経歴の布谷さん。2012年には会社を設立し、ワーク・ライフ・バランスや女性活躍推進の観点から女子限定の「中小企業合同説明会」も主催されています。”

 

――“女性”に力を入れて活動されていますね。

布谷)女性が働くことが疑問視された前の時代。今では、多くの女性も働いています。にもかかわらず、就活などで女性差別が行われています。また、「育児・家庭は女の仕事」といった社会通念が女性に対して残っています。

 

――社会は変わりつつあるが、価値観が変わらないという現実。

布谷)大介護時代に突入し、介護離職など時間制約を抱えた男性社員も増えている日本社会で、男性も女性も働きやすい社会をつくることが重要です。少子高齢化社会が抱える課題に「人口・労働力バランスが崩れる」ことが挙げられます。ノルウェーでは、女性が働きやすい社会環境を実現させ、出生率の向上・女性の継続就業を実現しました。

 

――なんのために女性が働きやすい社会をつくるのか、ということですね。今後求められる社会の形とは?

布谷)時間制限があっても誰もが活躍できる社会が求められています。日本は労働生産性がなんと21位です。女性登用などの*アファーマティブアクションが必要です。評価の基準を「時間当たり生産性」にしなければなりません。成果制だと、際限なく働ける人だけが評価されてしまいます。今後は、男女ともに働きやすい社会にしなければなりません。

*アファーマティブアクションとは、人種・性別などによる社会的差別を改善し雇用や教育などにおいて優遇処置をとること。

 

――社会が変われば、人々もそれに合わせた働き方に変えなければならない。

布谷)労働力人口として外国人労働を拡大していますが、これは男性型の働き方を助長してしまい、長期的な視点で考えると「誰もが活躍できる社会」への根本的な解決策ではありません。これらを背景に、「なぜ女性が働きやすい社会が必要なのか」を社会全体で考える必要があります。

 

――ありがとうございました。

 

 

「男らしさのアップデート」 灘中学校・高等学校 教諭 片田 孫 朝日 氏

 

□男性のワーク・ライフ・バランス

男性学とは、もともと女性学をベースにしていると言われています。「(女性への)社会の抑圧」が同じように男性にもあてはまることから、「男性の解放/自由」を研究する分野です。抑圧され方は違っても、社会から抑圧されることは男性も女性も共通するということです。

 

――なぜ男性学だったのでしょうか?

活動家の父と、移民の母に育てられました。主に家計を支えていたのは教師である母でした。

 

――幼いころから、「男は仕事、女は家庭」という一般的な概念がなく、「働く父の姿」を見ずに育った家庭環境だったんですね。

学部生時代に田中美津さんの著書を読み、『個人的なことは政治的なことだ!』ということに感銘を受けました。

 

□アンビヴァレントな(相反する感情をもつ)男たち

男性のライフステージ(就職・仕事・結婚・家庭)が一般化され、大衆にもそれが受け入られ、「男性の生き方」が規定されてすぎている日本では、“仕事”を引き受けることが男性の役割と考えられ、男性自身もそのことを内面化しています。そうした男性の生き方を規定する「男性モデル」は危険性を抱えています。

 

――男性学を研究するキッカケはなんでしたか?

わたしの仕事観は「仕事は労働。労働だけが人生ではない。短い時間で済むなら、その方がいい。仕事だけで人生を終えず、人生を自由に生きたい。」と考えています。

 

――「仕事=人生」仕事が人生の全てではなく、「人生≠仕事」人生の一部が“仕事”と考えられているのですね。

 

――型にはまらない家庭で育った幼少期。子供のころから「型にはまらない父親像(=男性像)」を見てきた一方で、自分が社会の男らしさ像にギャップを感じたことはありませんでしたか?

子供の頃から身体が細く、男らしさに何らかのコンプレックスは感じていた。ただ、自分には勉強ができた。「ある・ない」論ではなく、自分の個性として考えるかどうかが大事。

 

――「しなければいけない」を男性が背負いすぎている。

今は人も物も十分なほどあふれている。男性だけの労働は必要ではなくなってきている。

「男はつらい」(もちろん男性だけが働いている訳ではないので、男もつらいですが)ということを話せる社会が必要である。

 

――「男らしさ」の危険性とは何でしょうか?

男性同士はお互い話さないことが多い。交際していた彼女がとても話すので驚いた。男性の場合、話すことは弱さをみせることだと考える。

自らの男らしさに縛られ身動きがとれないのが今の現状であり、若い世代の価値観ではもうない。

 

――話したいのに話せない、アンビヴァレントな男たちということですね。30代男性の自殺率が上がっているのも、「男は〇〇であるべき。」ということが男性の首を絞めているということですね。

なぜ男ばかりがここまで働くのか。日本とドイツを比較すると、ドイツ人が仕事に効率性を求めるのに対して、日本人は“時間をかけてより良いものを作る国民性”があるからです。

 

ドイツでは「仕事は楽しいが、家族が一番大切。」と考えます。そういった仕事観に対しては日本とドイツでは大きく異なります。

 

――日本の法律は男性を世帯主として作られています。家事代行・育児代行が十分ではない社会では男性が労働に専念し、女性が家事労働に専念するため性別分業が発生しやすいそうですが。

男性には自立が求められます。それは家族を養うためです。なので、道を外すことができない男性が増える、というコンプレックスを抱えています。

 

 

 

講演終了後、セミナーに参加していた学生にインタビューしました。

 

――登壇者のお二人に質問されていた内容について少しお聞かせください。

高松)“生産性”という能力に評価基準が置かれていることに疑問を感じ、生産性だけではない、その他の評価基準があってもいいのではと感じお二人に質問しました。片田さんが言うように、そこは公平性であると認める。それよりも、会社以外にコミュニティをもつことが大事だと。会社の評価は生産性のみ。生産性以外で承認(評価)を得ることが大事。

 

――評価基準と承認の関係性はとても大事ですね。ありがとうございました。

 

□セミナーに参加してみて

学生ライターのカタノです。今回のテーマはジェンダーということで、この記事を読んで初めて知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ジェンダーとは、「男女の関係性」と定義されていますが、最近では、男女に限定せず「社会的・文化的な性別のあり方」と考えられるようになっています。登壇者お二人も、ジェンダーを通じて、「社会と男性/女性のあり方」を再提示されたのではないでしょうか。私も日本人の男女を対象に卒論のテーマを「就労価値観に反映されたジェンダー観の調査」にしました。今回は、貴重な話を聞けてよかったです。

(神戸ソーシャルセミナー)4月のテーマは「平和と公正」

【4月3日(水曜)】神戸ソーシャルセミナー with セーブ・ザ・チルドレン

4月のテーマはSDG16「平和と公正」。
この日は、国内外で保険・栄養、教育などの分野や貧困問題解決、虐待の予防など子どもたちの権利を実現するために活動するセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの伊藤さんからその活動とSDGsとのつながりについてもお話しいただきます。

・開催日時:2019年4月3日(水)19時~20時30分
・ゲスト:公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 伊藤 愛 さんhttp://www.savechildren.or.jp/

・参加費:無料
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)

※神戸ソーシャルセミナーとは
月に1つテーマを定め、NPOや企業等のゲストとセミナー参加者が、水曜夜に様々な地域社会の課題解決について考えます。
また、月末土曜日には、月のテーマを軸に、地域課題の解決策を具体的に考えるSDGsワークショップ、フューチャーセッションなどを実施します!

※年齢、性別、職業問わず参加歓迎です!学生の参加もぜひ!
※小さなお子さんを連れての参加も可能です。
※連続講座ではありません。興味のある日程のセミナーにご参加ください。

申込:
件名に「4/3 STCセミナー参加」
本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、
「plat@123kobe.com」までメールしてください。

 


【4月10日(水曜)】神戸ソーシャルセミナー with テラ・ルネッサンス

この日は、アフリカ・アジア地域で元子ども兵や紛争被害を受けた女性の社会復帰、平和教育などの活動をされている京都のNGOテラ・ルネッサンスの栗田さんからその活動ついてお話しいただきます。

・開催日時:2019年4月10日(水)19時~20時30分
・ゲスト:認定NPO法人テラ・ルネッサンス 栗田 佳典 さん

https://www.terra-r.jp/index.html

・参加費:無料
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)

※神戸ソーシャルセミナーとは
月に1つテーマを定め、NPOや企業等のゲストとセミナー参加者が、水曜夜に様々な地域社会の課題解決について考えます。
また、月末土曜日には、月のテーマを軸に、地域課題の解決策を具体的に考えるSDGsワークショップ、フューチャーセッションなどを実施します!

※年齢、性別、職業問わず参加歓迎です!学生の参加もぜひ!
※小さなお子さんを連れての参加も可能です。
※連続講座ではありません。興味のある日程のセミナーにご参加ください。

申込:
件名に「4/10 テラルネセミナー参加」
本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、
「plat@123kobe.com」までメールしてください。

(神戸ソーシャルセミナー)3月のテーマは「ジェンダー平等」

■神戸ソーシャルセミナー with 男性学&女性のキャリア

灘高校教員でもある片田先生から、「男性学」そして、女性のキャリア関係の講師でもご活躍されている布谷さんからワークライフバランスや中小企業における女性活躍などについてお話しいただき、日本における「ジェンダー」について考えてみたいと思います!

・開催日時:2019年3月6日(水)19時~20時30分
・ゲスト:高校教員 片田 孫 朝日 さん & ㈱NOTICE 布谷 由美子 さん
・参加費:無料
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)
・申込:件名に「3/6 ジェンダーセミナー参加」本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、
「plat@123kobe.com」までメールしてください。

■神戸ソーシャルセミナー with ウィメンズネット&有園博子基金

『2018年度“チャンピオン・オブ・チェンジ”日本大賞』を受賞された、DV(家庭内暴力)被害者や母子家庭の保護や支援をしているNPO法人ウィメンズネットこうべの正井さんからその活動と更なる支援活動の展開についてお話しいただきます。
また、合わせて2017年末に逝去された故有園博子さんのご遺志を受け、DVや性暴力など深刻な被害を受けた人を支え、その回復を支援するために設立された「有園博子基金(※)」について、当該基金を運営されているひょうごコミュニティ財団の実吉さんからご紹介いただきます。
https://hyogo.communityfund.jp/kifu_wo_suru/arizonohirokokikin/

・開催日時:2019年3月27日(水)19時~20時30分
・ゲスト:
認定NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ 正井 禮子 さん
http://wn-kobe.or.jp/

公益財団法人ひょうごコミュニティ財団 実吉 威 さん
https://hyogo.communityfund.jp/

・参加費:無料
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)
・申込:件名に「3/27 ウィメンズセミナー参加」本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、
「plat@123kobe.com」までメールしてください。

■未来を一緒に考える「フューチャーセッション」with JICA関西

複雑に絡み合う社会問題や多様なニーズ、困難な状況を乗り越えるため、多様なステークホルダーと「新たな関係性」「新たなアイデア」を生み出す協創ワークショップを毎月月末土曜日に開催してます。
今月は「ジェンダー平等」を目指して、社会課題をどう乗り越えるか、みなさんと対話します☆

また今回は、JICA(国際協力機構)関西より大井さんにお越しいただき、JICAのプロジェクトや前職のUNICEFの活動などから途上国の現状、また日本を含む先進国におけるジェンダー平等に関する取り組み等についてお話しいただきます。
未来を一緒に創りましょう!

・開催日時:2019年3月30日(土)14:00~17:00
・ゲスト独立行政法人 国際協力機構 関西国際センター(JICA関西) 大井 佳子 さん
・会場:協働と参画のプラットホーム(サンパル2階)
・参加費:無料
・定員:20名
・協力:関西フューチャーセンター https://www.facebook.com/kansaifcn/
・申込:件名に「3/30 フューチャーセッション参加」本文に「参加者名(複数名で参加の方は、各参加者名)」「所属」「当日連絡先(電話番号)」を記入の上、「plat@123kobe.com」までメールしてください。


▲画像のクリックでPDFのチラシをダウンロードできます。

■セミナー会場/フューチャーセッション会場/問い合わせ先
神戸市 協働と参画のプラットホーム
住 所 〒651-0096神戸市中央区雲井通5丁目3-1 サンパル2階
電 話 078-241-9797(※電話は神戸ソーシャルキャンパスにつながります。)
メール plat@123kobe.com
WEB https://platform.city.kobe.lg.jp
SNS https://www.facebook.com/kobeplatform/
担 当 コーディネーター 坪田・矢野

当館は、火~日曜 14時~20時30分に開館しています。
(休館日は、月曜、祝日、年末年始)